先週の伊勢旅行。
片道6時間、10人乗りのドライブの果てに
(夏風邪でドスの聞いた声になっているのに、
道中、画家の渚-itaと喋りっぱなし)
野菜など買い込んで志摩の御座白浜キャンプ場に着けばもう夕方。
お伊勢参りよりもまずは海。
一雨来ないうちにワカモレに舌鼓、バーベキューに食らいつき、
夜になれば浜辺で花火。
ecologistaのホセは花火には手を出さず、
寝転んで星空を見上げていた。
夜の浜でNagisitaが言った。
「あの、波打ち際のきらきら光ってるところ、何て言うか知ってる?」
「なんていうの?」
「渚だよ。」
朝方、日の出を見ようと浜へ出た。
5時前に目覚ましをかけたのにもう空は白んでいる。
海からのご来光をイメージしていたのに、海は北を向いていた。
しかも残念なことに、太陽の居所は斜面の木々や家々に隠れている。
それでも、変わってゆく空がとてもきれいだった。
眺めているうちに、ふと思い出す。
夕焼けの終わり近く、もう西の空が暗くなり始めた頃、
東の空を見ると、雲が桜色に染まっていることがある。 朝焼けでも同じことが起きるだろうか。
西の空を見ると、
逆光の写真みたいに暗くみえる雲のなかに、 いくつか桜色に明るい雲があった。
あれにも、何か名前がついていないのだろうか。
もし日本語になくても、探せばどこかの言語にあるんじゃないかしら。
空が水色になってきた頃、ぞろぞろねぐらへ戻り、
もう一眠り。
昨日の残りのトウモロコシや、
塩レモントマトの朝ごはんの後、
いざ海へ出かける。
逞しい面々は数十メートル先の浮筏まで泳いで行って、
スピンを効かせた飛び込みコンテストをやっていた。
途中まで泳ぎかけたけれど、とてもあそこまでは…
浮き輪をつけたこどもたちがゴロゴロ漂う波打ち際で、
麻衣子さんにフリスビー指南を受けた。
photo by Masato Akaike