メキシコシティにて、気をつけること。
暗くなったら、特によく知らない道の場合は、決して一人で歩かない。
安全なタクシー(Sitioのタクシー)を呼んで帰るか、
友達の家にいて、泊めてもらえる場合には、朝になってから出る。
(初めてメキシコに来る前に、イサミさんにそう教わったのだった)
必要最小限のお金と物だけを持ち歩くようにする。
お金は、分けて持つ。万一どれかを盗られても、少なくとも家まで帰れるぐらいは。
「分けて持つ」に関して言えば、
私の場合、カバンごと奪われてしまったのだが
鍵は服のポケットに入れており無事だったのが不幸中の幸いだった。電話も身につけていた。
日常と違う何かが起きているときには、注意散漫になったり頼りなげに見えたり…
そういうときにはいやというほど意識して、普段以上に安全に注意する。
隙を見せない。
誰かついてきてはいないか、何か変わったことはないか、常に周りに注意を払う。
自分の「いやな予感」をあなどらず、耳を貸す。
そして、私は人からも借り物も持っていたので
咄嗟にひったくり二人組みを追いかけてしまったけれど、
武器を持っている可能性もあるので、何よりもまず命の無事を確保することを考える。
…と、まったく恐ろしい町のようになってしまったけれど、
自分の身を守る努力をもっとしていれば、あんな目には遭わずに済んだはず。
この町も、この町の人たち(の大部分)も、とても好きです。
犯罪者に犯罪をおかさせないためにも、くどいほどに注意して暮らします。