2009年10月24日土曜日

「真実」

多和田葉子さんの『ボルドーの義兄』(講談社、2009)を読んでいる。

フラグメント毎に、その断章のエッセンスをあらわす
一文字の漢字が、鏡文字にして書かれている。

その記憶が頭に残っていたからか。

まったく関係ないことをしているときに、ふと
「真実」という漢字が左右対象であることに気づいた。(「はね」や「はらい」は抜きにして)


真実は、裏から見てもまた真実。


本はまだ56ページ。今のところ、左右対称の漢字は出てきていない。