2008年5月7日水曜日

タクシーで病院へ

二ヶ月ぶりに調子を崩して病院へ行く羽目になり、タクシーに乗った。
胃腸をやられてしまったので、酔わないためにも話しかけた。

今回の運転手さんは、98年までメキシコの東芝で運転手として働いていたそう。
担当していたのはメキシコ支社長?(この部分は石畳のガタゴトに紛れてあやふや)

担当していたその人は、コロンビアに数年住んだあと、メキシコに15年ほど滞在し、
日系企業社員の誘拐事件が続いたために日本に引き上げたけれど、
毎年メキシコを訪れているらしい。

「とても働き者でタフ」なその人について、運転手さんはエピソードを語ってくれた。
テキーラを二本飲み干して、ビールを飲み、その翌朝。7時から「仕事に行くぞ」!

昼ごはんのときには、日本食レストランに一緒に行って
いつもご馳走してもらっていたそう。
「運転手仲間のメキシコ人のなかには、慣れない料理に不満をもらすのもいたけど、
 私は好きでしたよ。もちろん、普段の食事とはだいぶちがうれど」

最近では、日系企業の運転手の募集条件がだいぶ変わってしまったらしく、
英語を話せることが重要になっているとのこと。
そして、商工会議所(?別の場所だったかもしれない)で行われていた
無料日本語講習も
有料になってしまったらしい。

あれこれ聞きながら横目で道の名前を追っていたが、どうも見慣れた名前が出てこない。
「あれ?そうか、行き先はスペイン病院でしたね?
 別の病院に着いちゃいました。でも大丈夫、ここからそう遠くないから。」

早めに家を出てよかった。