2008年4月30日水曜日

広東・東京・墨西哥

「どちらの国から?」
「どこだと思いますか?」
「…韓国?」
「ははは、違うよ、中国です」

奨学金の手続きをしに行って、北京大学から来ている広東出身の学生と知り合いになった。
二年半前にスペイン語を始めたという彼は、ペラペラ、こともなげに話す。どうなってるんだ。
同じくUNAMで、同じくスペイン語文学を勉強しているそう。

会話の記憶が間違っていなければ、
中国には、スペイン語を専攻できる大学が20ほど。
それぞれ、政治、経済、歴史、文学など得意分野があって、文学に強いのが北京大学なのだそうだ。

「どうしてスペイン語?」と聞くと、
大学受験のときに、スペイン語を専攻する代わりに試験をパスできるというオプションがあったそう。
スペイン語教育のプロモーションでもあったのだろうか?

「好きな作家は?」
「一番好きなのは、ネルーダ。それからカルデロン・デ・ラ・バルカも好きだよ」

中国の友達は、中学一年のとき以来。
面白いつながりができた。