先週、とあるフィエスタで 
日本を訪れていたブラジルの作家 
Marcelo Carneiro da Cunha氏に会った。 
ビール片手にたくさんの話を聞かせてくれたが 
中でも新鮮な驚きだったのが次の話。  
外国に行くと、よく訊かれる質問が 
「**系ブラジル人で有名な作家はいますか?」 
そんなとき、自分はどうにも答えられない。 
だって、ブラジルでは「**系」という起源について 
例えばアメリカ合衆国のように、気にすることはほとんどない。 
どの作家も、ブラジル人作家、ただそれだけなんだから。 
君だって、ブラジルに行って、ポルトガル語をちょっと話したら 
もう「ブラジル人」だと思われるよ。  
彼が拠点としている町のひとつは、 
ブエノス・アイレスにも、サン・パウロにも近い 
ちょうど二つの文化の交差する点にある町、ポルト・アレグレ。 
話を聞けば聞くほど行ってみたくなる。  
メールを書いたら、
地球のちょうど向こう側から十分足らずで返事が来て、
terra というネット上の新聞のコラムに日本に行ったときのことを書いたよ
と教えてくれた。
スペイン語の知識と、ポルトガル語の初歩知識を頼りに
読んでみたら、漢文の読み下し文を読んだときの感覚に似ていた。
TERRA, 12月14日のコラム