9月のメキシコ料理
9月16日の独立記念日にあわせて登場するのは、Chiles en Nogada (チレス・エン・ノガーダ)。日本語にしたら、肉詰め唐辛子のクルミソース、といったところだろうか。緑、白、赤に、蛇をくわえた鷲がサボテンにとまった図がメキシコ国旗だがこの料理には旗の三色が使われている。現在の国旗ができたころに考案された料理だとか。緑は唐辛子、(コティさんの料理では、ふんだんにのせたパセリの緑も鮮やか)白はクルミをすりつぶしたソース、赤は、ざくろの実。詰める中身も凝っていて、ひき肉に、細かく刻んだアーモンド、干し杏や干し葡萄などのドライフルーツが混ざっている。フリーダ・カーロととディエゴ・リベラが結婚パーティーをしたというお店よりもChile en Nogadaで有名というサント・ドミンゴ教会近くのお店よりもコティさんが作ってくれたこれが最高に美味しかった。ポイントは、衣をつけて揚げる capeado というやり方でなく素焼きなので、さっぱりしていること。ゆで卵が入っていないので、味がぼけないこと。果物が適量で、甘すぎないこと。ピーマンでやっても美味しそう。