金曜日、久しぶりに面白いものを見た。
FESTIVAL ESPEJOS SONOROS encuentro de voces múltiples
という「声」をテーマにした映画や音楽を集めた催しで、プログラムは以下の通り。
1.『声を求めて』 (En busca de una voz )というドキュメンタリー映画
2.Giacinto Scelsi, John Cage などの、音楽なのか声なのか音なのか?というような「曲」の演奏
3.歌いながら機材を使って声を重ねたり加工したりする一人の多重演奏と、Cineamano の共演
4.もはや歌でも音楽でもなく叫びのようなエレクトロニック音楽
とても気に入ったのは3番目。
ヴォーカリストのLeika Mochánのすっきりした声、
目の前で(耳の前で)見事に音が重なっていく様子にも釘付けだったけれど、
さらに、後ろのスクリーンに映し出された影絵が!
それこそが、Cine a mano。手描き映画、とでも訳せるだろうか。
歌の情景にあわせ、サラ、スッスッ、と砂絵を描いていく。単純な線だけで、なんと見事な。
次の曲が始まると、影の手によって静かに砂がどかされ、一曲間のvidaは終わり。
ロビーで小さなフライヤーをもらった。
下記のビデオを見たところ、cineamanoは砂絵だけではないらしいが、
私が見たのは画面左下に出てくるAlejandro Chávezという人のCineamano砂影絵。
http://www.myspace.com/cineamano