言葉・人・東京などについて。2008/2009.2はメキシコ便り
今年は庭の柚子が豊作。(偶然の一致なのか、鉢植えのゴムの木も今年はたくさんの若芽を出した)先日、夕飯の鍋物に柚子を絞り、夜は柚子湯に入った。湯船の蓋を開けた瞬間、爽やかで甘く豊かな香りが広がる。香りに包まれながら上半身を深い鈍角に傾けて首までお湯につかりしあわせの逃げてゆかないような類の、満足のため息をひとつ。よく「ナマコを初めて食べた人はよっぽど勇気があったに違いない」なんて言うけれど初めて柚子を湯に入れてみた人は、なんていいことを思いついたんだろう。