昨晩、9月13日まで六本木のスペイン大使館で開催されている
中内渚さんの『スペインへ行きたい!』原画展の
オープニングパーティーに行った。
開始時刻には間に合わず、
残念ながら渚-itaのスピーチは聞けなかったけれど
スペイン大使館の地下、白い壁のおしゃれな空間に
展示されたたくさんの旅の絵に囲まれながら
フラメンコにスペインギター、
トルティーリャ(スペイン・オムレツ)、チーズ、
シャンパンに赤ワイン白ワイン…
このイラスト・ガイドブックは、
Nagisitaがスペイン各地を旅して描いたスケッチをたっぷり楽しみながら
地図、ホテルや店の情報などを見て実際の旅を計画することもできるし
部屋に居ながらにして旅行している気分にもなれる。
その気になれば、簡単なスペイン料理を作ってみることもできる
絵つきのレシピまで!
繊細で的確な線と瑞々しい色使いが特徴的なNagisitaの絵。
名所といわれる場所や風景のスケッチは勿論魅力的なのだけれど、
それだけでなく、スケッチの端々に書き込まれている街の人たちの姿、
あるいは、ほかの観光客の姿を眺めていると、
自分がどこかを旅したときのざわめきや足の疲れまでが蘇ってくる。
あちこちで出会った人、偶然居合わせた人たちの一瞬を捉えて
生き生きと切り取る巧さの奥には、
人が好き、というNagisitaのチャーミングな人柄があるのだろう。
おしゃべりも大好きな彼女が、スケッチの脇に
溌剌とした字で書き込んだコメントを読んでいくのも楽しい。
あれこれ話しながら一緒に旅をしている感じ。
ちなみに、
やっぱり原画を見ると違う、と一番強く感じたのは食べ物の絵だった。
おなかがすいていたせいもあってか、
食べ物が描かれている絵の前の滞在時間は、ついつい長くなっていた。
(*赤い字の部分をクリックすると、渚さんのページへジャンプします)