この時季になると、鮮やかなオレンジ色の花を思い出す。
マリーゴールド、
原産地メキシコでは、センパスチル(アクセントは「ス」の部分)。
11月2日の、「死者の日」に、お墓を彩る。
茎についたまま活けるだけでなく、
花の部分だけ切り離したり、花びらにばらして飾ることもある。
記憶が確かならば、
死者が戻ってくる頼りとする灯りをあらわしているのだ、と聞いた。
(写真は2008年。メキシコ市近郊にて。)

10月31日のメルカード。
少しツンとしたお香があたりに充満していた。
(写真は2005年。チョルーラにて。)

10月31日のセンパスチル畑。
手前のオレンジ色の減っていく端に、
刈り取りをしている人物が写っている。
これより10日ほど前には、オレンジの正方形が市松模様を成していたのだろう。
(写真は、2005年。チョルーラにて。)