2010年1月18日月曜日

つぼみ、咲きはじめる


「つぼみ」ということばは、
今はつぼんでいるのが、これから開いて花が咲く という予感があって
なんだかいい。

「つぼみ」の漢字を思い出したら、「味蕾」ということばが頭に出てきて
イメージの上で、あるコンセプトとつながった。

"Aquired tastes"

管啓次郎著『ホノルル、ブラジル 熱帯作文集』(インスクリプト、2006年)によれば
「はじめはなじめなかったのにいつのまにか大好きになった、獲得されたあれこれの嗜好」(p.34)

わたしたちの舌には無数の蕾があって、
新たな味に出会ったとき、最初それはぎゅっと結んで抵抗するのだが
いつしか新たな嗜好が開花する、、、そんな図をひとり、思い浮かべた。