2008年2月17日日曜日

ラムセス、モーゼ、ユリシーズ

詩を読む授業に、ラムセスという名のクラスメイトがいる。
真っ黒サラサラの髪をななめに分けた彼は、
黒い瞳をかがやかせ、朗々とひびき渡る声で解釈を披露する。

私の頭のなかは、20世紀メキシコの詩の世界を離れ、古代エジプトへ…

他のスペイン語圏もそうなのかもしれないけれど(あるいは広く西欧文化圏?)
ここメキシコでは、他にもMoisés(モーゼ), Ulises(ユリシーズ)など
石造りの建物のように、時空を飛び越えた名前にたびたび出会う。