土曜日、リベラ壁画館に行った。
85年の大地震のあと、
ディエゴ・リベラ作「アラメダ公園、日曜の午後の夢」を保管するために作られた場所。
この日は、
壁画制作の手伝いをしたグアテマラ出身の女性画家
リナ・ラソさんを迎えての催しがあった。
左の写真では
暗い中でマイクを持っている金髪の女性がリナさん。
お話によれば、
縦4メートル、横15メートルもの壁画を描くのに
リベラは「イタリアの巨匠たちにならって」
構想もないまっさらの状態から向かい始めたのだという。
若き日のリナさん。
このビデオは未公開映像とのことだった。
壁画の下地として塗る、
石灰と大理石の粉を混ぜる作業のところから始まった。
次第に細かい粒にしながら、三層塗るらしい。
リベラ。
この大作は三ヶ月で仕上げられたものとのこと。
アシスタントもいたけれど、
リベラ自身も一日中、夜遅くまでも壁に向かい、
泊り込みのときもあったという。
お昼になると、フリーダ・カーロから
ひるごはん入りのバスケットが届き、
そこには「amor mío 」とあったそうだ。
製作中に訪れてくる客も絶えなかった。
さすが、時の人。