2008年10月8日水曜日

アラメダ公園の日曜日、をめぐる土曜日

土曜日、リベラ壁画館に行った。
85年の大地震のあと、
ディエゴ・リベラ作「アラメダ公園、日曜の午後の夢」を保管するために作られた場所。

この日は、
壁画制作の手伝いをしたグアテマラ出身の女性画家
リナ・ラソさんを迎えての催しがあった。

左の写真では
暗い中でマイクを持っている金髪の女性がリナさん。


お話によれば、
縦4メートル、横15メートルもの壁画を描くのに

リベラは「イタリアの巨匠たちにならって」
構想もないまっさらの状態から向かい始めたのだという。





若き日のリナさん。
このビデオは未公開映像とのことだった。

壁画の下地として塗る、
石灰と大理石の粉を混ぜる作業のところから始まった。

次第に細かい粒にしながら、三層塗るらしい。








リベラ。

この大作は三ヶ月で仕上げられたものとのこと。

アシスタントもいたけれど、
リベラ自身も一日中、夜遅くまでも壁に向かい、
泊り込みのときもあったという。


お昼になると、フリーダ・カーロから
ひるごはん入りのバスケットが届き、
そこには「amor mío 」とあったそうだ。


製作中に訪れてくる客も絶えなかった。
さすが、時の人。