2008年11月26日水曜日

時のトンネル

探していた本は、国立図書館の保存書庫にあった。

カウンターで書庫への行き方を聞くと、
あの黄色の手すりのところを通っていけばいいと教えてくれた。

手すりを目指していくと、その先にはトンネル。
抜ければ右に噴水の音、左にソル・フアナ像。

部屋に入り、頼んだ本を待っている間、
あたりを見回せば
ここ彼処にかかっている宗教画の寓意が気になる。


硬く四角い革張りの椅子に座り、
三十分ごとに振り子時計のボーン、ボーンと鳴るのを聞きながら、
木製の大きな書見台を使って目当ての本を読んだ。