2007年9月15日土曜日

赤毛のAnaからの知らせ

8月18日に書いた「詩人との待ち合わせ」(ラベルは墨流)。
その日に一緒に試合とアルゼンチン料理を楽しんだのは
詩人Pedro Serrano氏、

肩までのまっすぐな髪をきれいに赤く染めたAna、

真っ黒な瞳で話をじっと追い、

時が来るとほれぼれするような論を展開するIvan。


今朝、Anaから知らせが届いた。

Pedro Serrano氏が中心となり、 ネット上で詩を発信する
Periódico de Poesía (左のタイトルからリンクへ)が始動した。

詩、
評論、

書評、

朗読の音声、
文学賞の応募情報、
文学関連の催しについての情報…

冒頭にあるペドロ先生の"Defensa de la poesía"(「詩の擁護」)を読み、
ドキュメンタリー映画『ベルリン・フィルと子どもたち』から書き留めた
一節が頭をよぎる。
「芸術は贅沢品ではなく、必需品だ」

2007年9月13日木曜日

一月の川

ブラジルの波を受けて以来、
寝る前にポルトガル語教材のCDをかけている。
ランダム設定にしていた昨夜、

「文法補遺 3 月・季節の名称」
という淡々とした日本語の声の後に聞こえてきたのは

janeiro, fevereiro, março, abril...

そうか、Rio de Janeiro は「一月の川」。

南半球だから、一月は真夏。
vamos ao sul と言ったら、

赤道から離れて涼しいところに行くことになるのか…

2007年9月11日火曜日

9月11日

小川洋子さんの『博士の愛した数式』をついに読んだ。
中央線で最初のページを開いてから、吸い込まれるように読み進み
帰りの電車が自分の降りる駅に着いてしまうのが惜しかった。

夜にソファで続きを開き、
雨の音をバックにどんどん進み、
クライマックスに向かう途中ではっと目がとまった。

ルートの誕生日は、9月11日。
読んでいたこの日の日付も、まさに、9月11日。

6年前の9月11日以来、
911という数字にはひとつの大きな意味が与えられたが

別の輪が911という数字を通って回っているのを見た。
それも、ほかにもたくさんある輪のうちの一つでしかない。

博士とのやりとりを読みながら、
作品の世界を思い浮かべるのともうひとつ平行して
高校のときの数学の先生を思い出した。

数学の美しさを語り、証明の美しさを語り、
難しい問題は「これは少しく悩ましい」と言いながら
深緑の黒板に、几帳面でチャーミングな傾いた字で
白いチョークで見事な解法を展開していく後ろ姿。
「理に至る」という、
まさに数学者にぴったりの名前の先生は
お元気でいらっしゃるだろうか。


スペインへ(2)

渚さんからのお知らせを転記します。
スペイン大使館で開催されている原画展が、
いよいよ明後日13日、最終日を迎えます。
最終日は閉館時刻を夜8時半まで延長するそうです。




「スペインへ行きたい!」展
スペインを紹介するイラストガイドブック「スペインへ行きたい!」の原画展、
およびプレゼンテーション


スペイン・スケッチをスペイン大使館にて発表致します。
昨年末、メイツ出版より発行された著書「スペインへ行きたい!」の原画約30点。
いずれも色褪せた古本紙の上に描かれ、色の濃淡など鮮やかに映えるスケッチ画をご覧頂けます。


■また、会場であるスペイン大使館へは、
入り口で個展を見に来た旨を伝えればスムーズに会場へ入れます。
ご心配ありません。
日時:2007年8月31日(金)~9月13日(木) (土日は閉館)
時間:10:30am~7:00pm (最終日は8:30pmまで)
場所:スペイン大使館 (入場無料)

 〒106-0032 東京都港区六本木1-3-29

アクセス 南北線 六本木一丁目駅2番出口 徒歩5分、
日比谷線 神谷町駅4b番出口 徒歩10分以上、
銀座線 溜池山王駅13番出口 徒歩10分
アクセスマップ http://gmap.jp/shop-695.html

■会期中はスペイン政府観光局よりスペインに関連する資料の配布もございます。

HP www.oceandictionary.net/~nagisa-n/  E-mail nagisa-n@sainet.or.jp
Blog http://blog.livedoor.jp/nakaumx3/

2007年9月10日月曜日

「できろ!」

8月22日に「発想の宝庫」で取り上げた
ご近所の一輪車ガールズが、

ついに傷だらけアザだらけを脱出した。


日曜の夕方、

わくわくしたような、ちょっとうわずったような声で

今度はサザエさんの替え歌で景気をつけながら、

手すりを離して 一こぎ、二こぎ、三、四、五、六……

二人の興奮は高まり、
歌の中では
ドラ猫がサザエさんを追いかけるどころか

のび太くんがドラえもんを追いかけ始める。
自分がペダルをこがないで見守る番のときには、きれいな裏声で
みんなが笑ってるー わっはっは
子犬も笑ってるー (・)ワンワン 
絶妙な休符を入れる感覚がすばらしい。


「できろ!」と
お互いに、そして自分にもおまじないをかけて
初めはペダル毎にぎくぎく、次第にすいすい進み始める二人。

自分たちだけの間で通用する、そんな動詞活用が懐かしい。


二人の脇には、
こないだまで自動車型のおもちゃにまたがっていたちっちゃな妹が
補助輪つきの自転車を乗り回す姿があった。