カセットテープをしまいこんだケースが出てきました。
中学、高校時代に聞いた懐かしい曲名がたくさん。
ラジオ+CD(故障)+カセットテープが再生できるミニコンポにかけてみたら、
初めのカセットと次のカセット(ラテン音楽)は、
かたん、と止まって、とり出してみたら
テープがびろー、とだらしなく出ていて
音楽を聴くどころではありません。
なんと無残な。
しかし三本目は、なぜだかちゃんと再生できました。
久しぶりに聞く長渕剛は、歌詞がいちいちガツンと聞こえてきます。
アルバムの表題作は、Captain of the Shipという曲ですが
一曲目の「人間になりてえ」と、
三曲目の「ガンジス」と
(歌のなかの「東京へ帰る」という一節が、今聞くと、なんとも複雑に聞こえます。
「とんぼ」の歌詞を思い出してみると、さらに。)、
それからこのアルバムを貸してくれたともだちが感じ入っていた「12色のクレパス」
が、とくに強烈に耳について、
90年代前半のいろんなことを思い出し、現在のいろんなことに考えがめぐっていきます。
途中で裏返さなきゃいけないのも、なんだか懐かしい動作でした。
このテープは、のびないでほしい…
(追記:よく考えれば、テープがのびるというのは、
複製したものの、自然なありかたなのかもしれません。
当時の私(中学生)にとってCDは高価なもので、
おいそれと買うことはできなかったけれど
今なら、ちゃんとした形で購入することができる。
つまり、古いテープは、そっと、とっておけばいいのですね…)