伊藤比呂美さんとジェフリー・アングルスさんの対談を聞いた。
「ことだまのようなものを掴んで、取り出してみせる」という詩人の伊藤比呂美さんと
訳す文章の「声」を見つけて、その声に憑かれたようにして訳すというジェフリーさん。
たくさんの刺激的なことを聞き、感じたのに
まだうまくことばになりきらないのがもどかしい。
実証性、論理、整合性、などを第一とした、論文に取り組んでいるから
ことだまのようなものを掴めなくなりましたなんて、
そんな情けない言い訳はできない。
ちからをもいれずしてあめつちをもうごかすことばを書きたい、と強く思った。