2007年10月17日水曜日

フランス(3)グルノーブル、アルヴァールにて


2002年夏から一年間暮らしていた懐かしい町グルノーブル。中心街の広場からイゼール川の方へ一本入ったところにある公園は、いつものどかで大好きな場所だった。






公園沿いには、カフェ、サラダレストラン、手作りアイスクリーム屋さん、幼稚園、こどもの本の図書館、そしてこの町に生まれたスタンダールの記念館もある。以前訪れたその記念館、今回はいくら探しても何故か見つからなかった。





2003年秋から一年京都に留学していたグレッグとソレーヌ、公園に面したカフェにて
滞在中、フランスはラグビーのW杯で盛り上がっていた。この日の夜はフランス/ アイルランド戦。「試合を見るの?
」とグレッグに尋ねると、「今夜はアメフトの練習があるから、間に合わないなあ」




町はぐるりとアルプスの山々に囲まれている。どちらを向いても山、という感覚を久しぶりに思い出す。








ソレーヌのお父さんの家は、グルノーブルの町から車で40分ほど、アルヴァールという山間の町にある。日本に遊びに来た折に、写真を撮るときはピース、というのを見て帰ったようだった。冗談を言っては豪快に笑う愉快なお父さん。





住みながらリフォームを進めているおうち。はしご階段の昇り降りは、特に朝の起き抜けには要注意。タイル張り職人のお父さんが仕事の合間を見つけて自宅の工事に取り掛かり、壁の素材や色を決めること、壁塗りからドアの取り付け、なんでも自分でやっている。私が泊めてもらった部屋の床は、
「息子がタイルを張ったんだよ。私は娘のことも息子のことも、とても誇りに思ってるんだ」








甘い白ワイン・ミュスカにカシスリキュールを入れ、キールで乾杯。奥にちらりと見えるテレビでは、サルコジ大統領が話をしている。食卓の話題に政治が普通に登場するのもフランスらしい。