2007年10月12日金曜日

フランス(2) アヌシー、タロワにて

リヨンからシャンベリーへの電車。
携帯電話はマナーモードに設定を、と言葉にする代わりに…

シャンベリーで、先月まで東京でインターンをしていたソレーヌと、もう一人のソレーヌと合流。
 ソレーヌの車でアヌシーへ。



快晴。空も山も湖もまぶしい。
貸しボートや個人持ちのボートがたくさん泊められている。遊覧船はいかが、との呼び声もちらほら。
遠くから見ると「水色」に見える水は、近づけば近づくほど透明になる。水鳥の足までもがくっきり見える。


さて、この水鳥はそろそろお昼どき。
ひょっ、と逆立ちして水底に頭をつっこんでは、湖をすいすい泳ぐ小魚をつかまえて食べていた。
一部始終がすっかり見える。





鳥たちはお昼ごはん、
人間はもう一遊び。









この運河を越えた向こうには、
レストランやたくさんのお店が立ち並び、
観光客や、老後をのんびり過ごすご夫婦たちで賑わっている。



私たちはパニーニを買って湖に戻り、
芝生のベンチで昼食を済ませ、


ソレーヌが小さいころに行ったことがあり、きれいだったという湖の向こう側の村、タロワへ。
山間の村。








山側を見上げると、高い空に、カラフルなパラグライダーがちらばって舞っている。(画像をクリックすると、拡大)
車を停め、しばらく村を散策。
あ、と言ってソレーヌが道に落ちたヘーゼルナッツを拾い始め、ソレーヌも拾い始め、私もそれに倣う。ソレーヌのポケットは、冬支度のリスのほっぺたのように膨らんだ。


塀から顔をのぞかせた木の実も、
なんとも洒落た色合い。
フランス人の色彩感覚が素敵なのは、
植物や土、空、自然の色に由来するところも
いくらかあるんじゃないだろうか。



湖のこちら側は、とても静か。
タロワに住む人たちのボートがいくつか泊めてあり、
あとは、強い光と、そして静けさ。