2009年11月17日火曜日

手のひらを太陽に



日の光を透かして見ると木の葉がきれいなのは、
いのちの流れが見えるからか。

2009年11月13日金曜日

尾ひれ

少し前、大学の食堂でおかしな表現をこぼれ聞いた。
「そしたらさ、話に尾ひれにハヒレがついて…」

たった今、「はひれ」で検索してみたら、
 "「はひれ」とは何でしょうか" という質問がひっかかった。
どうやら、あの男子学生の作り出したことばではなかったらしい。

しかし「ハヒレ」なんていつ出てきたものなのか。

調べてみたら、
「尾ひれ」という言い方についても、勘違いしていた。
尾ひれというのは魚の「尾のひれ」のことだと思っていたが、「尾とひれ」なのだった。

「尾ひれ」 (デジタル大辞泉)
1.魚の尾とひれ。 2.本体以外につけ加わった余分なもの。

話に尾がつき、ひれがつき、
自由に海を泳ぎまわる姿を想像すると、なんだか楽しい。


そういえば、だいぶ前に読んだ翻訳関係の雑誌で、
各分野で活躍している翻訳者たちに 「あなたにとって、翻訳とは?」と問うコーナーがあった。
スペイン語文学の翻訳者である杉山晃先生が、だいたい次のように答えていたのを思い出す。

目の前で泳いでいる金魚を、別の金魚鉢に移しかえて、できる限り生き生きと泳がせること。

2009年11月11日水曜日

牛とワクチン

vaca 牛や hombre hongo キノコ人間の出てくる変な詩がある。
それを解説した文章を読んでいて
ふと、記憶のなかのかけらがぴぴっとつながった。

スペイン語では、Vacaは牛。Vacunaはワクチン。
ワクチンの誕生は、牛と関係があった、というエピソードを読んだことがある。

スペイン語辞書で引けば、
vacuno, vacuna という形容詞の第一義は、「牛に関係する」。

フランス語で牛は Vache だから、ラテン語系なんだろう。

種痘の発見者ジェンナー(イギリス人)について見れば

「牛痘にかかった農婦は痘瘡(天然痘)にはかからないという経験に基づいて
研究を進め、[中略]8歳の男児の腕に牛痘にかかった乳搾りの女の子の
おできの膿を摂取した。

その後[…]この少年に真性天然痘瘡毒を摂取したが
発病はなく、牛痘で痘瘡が予防できることを証明した。

こうして多くの感染症の予防接種の出発点となった種痘法が生れた」
(ブリタニカ国際大百科事典)

…8歳の少年に何かあったら一体どうするつもりだったのだろう、
という気はするけれど。

2009年11月10日火曜日

空の山


ある夕方、山なき空に、ひととき山が現れた。

2009年11月8日日曜日

ゴソ・コン・ゴソ

Gozar con... = ...を楽しむ、味わう。(スペイン語)
一人称単数の活用では、gozo con... ゴソ コン... となる。

Gozo con 語素。


tele-scopio 望遠鏡 (telescope)
micro-scopio 顕微鏡 (microscope)

これは、日本語でも分解できてわかりやすい。
「遠くをのぞむ」 / 「微かなものをあきらかにする」 
「かがみ」=人の姿やものの形を映し見る道具 (デジタル大辞泉)


telé-fono 電話 (telephone)
micró-fono マイク (microphone)

このふたつを望遠鏡方式に日本語にしてみると
「遠話器」、
微音拡大器?採取器? 難しい。 だからカタカナなんだろうか。

拡声器というと、megá-fono メガホンになってしまう。

さて。
tele-patía  テレパシーは、遠くの人に気持ちを伝える、気持ちが伝わることで
sim-patía  シンパシーは、同様な感情を持つこと、共感すること。

場の空気を読め、とかいうのは、
微細な感情の動きを拾う、 micro-patía とでもなるだろうか。