昨日、メキシコ対アメリカのサッカーの試合があった。
領土の多くを奪われた歴史や、不平等な貿易関係、移民労働者の問題など
さまざまな理由によって、
メキシコでは強い反米感情を持っているひとが少なくない。
アメリカ代表チームは、
宿舎から競技場まで厳重な警護体制のもとで移動したそうだ。
競技場の内外も警官だらけ。
試合開始は午後3時。
メキシコ市では昼食の時間に当たる。
こうした対戦の試合を夜にしないのは、危険回避の一策らしい。
試合が始まってからしばらくして、
近所に「ゴーール…」の声がぽつんと響く。
アメリカの先制。
またしばらくして、
「ゴーーーーーーーーーーーーーーール!!!!」に拍手。
今度はメキシコが同点ゴール。
さらにしばらくして、
「ゴーオオオオオオオオオオオオオオオオオル!!!!!!!!」拍手拍手拍手
メキシコがついにリード。
さらにしばらくして、ただ拍手だけが響いた。
メキシコの勝利で試合終了。
試合を見ていなくても、なんとなく予想はつくのが面白い。
夕方、付き添いで病院に行ったら、受付の男性も
メキシコチームの緑シャツを着ていた。