日曜日、Sor Juana Inés de la Cruzの生家に連れて行ってもらった。
17世紀のメキシコが誇る才媛の生まれた場所は、
メキシコ市から車で1時間半ほどのところにある
Nepantlaという小さな小さな村。
こう言っては失礼かもしれないが、見るべきものはただひとつ、
立派な門構えの敷地につくられたSor Juana記念館。
その中には、彼女が生まれた家の壁の名残が大事に保存されている。
小さい。
普通に歩く程度の歩幅で、縦に7、8歩、横に10歩強。
ここに家族全員が暮らしていたのだろうか。
それにしても、小さい。
そして、今のネパントラも小さいけれど
きっと彼女が生まれた当時はもっともっと小さな村だったに違いない。
小さな村の小さな家で生まれたフアナちゃんが、
同時代のメキシコはもとより、当時の宗主国スペインでも広く読まれ、
そして現在に至るまで読み継がれる
ソル・フアナ・イネス・デ・ラ・クルスになるとは。