2010年11月13日土曜日

Yaka Yaka- Woka, "Ladybug"

今月、ひとつだけの贅沢。
これだけは、何がなんでも、見逃せませんでした。

とてつもなくかっこよいダンサーである友人・西林素子さんが出演する
ダンサー三人による Yaka Yaka- Woka のステージを見てきました。

ダンスと、映像 (そして音楽) を組み合わせたステージで
曲が変わるごとにガラリと違う味で、1時間強のあいだ、楽しみっぱなし。
ひとことで言えば 「目が釘付けになる面白さ」 でした。

が、それでは、自分が楽しんだだけで終わりなので
次回公演(2011年2月とのこと)を、
ひとりでも多くのひとに、間近で見てもらえたら素晴らしいという思いで

今回見ていないかたがたに
小難しいものだったかのような印象をうんでしまう危険を承知で書くとすれば…


身体表現のさまざまな可能性を追求した舞台なのだろうと、思いました。
間違いなく、見ていて楽しいダンスのショーなのに、
<からだ>には、これだけ多くの顔があるものか、ということに気づかされます。

デジタルの信号と化した世界と対比された、血の通った肉体。
猫のような仕草を取り入れたように見えた、動物的な肢体。
日常の生活のなかで、わたしたちが普段自然に動かしている、からだ。
その動きによって、コミュニケーションの道具となっているような身体。
欲望の対象となり消費される商品として演出される美しいカラダ。
まぶしいファッションを魅力的にみせるボディー。
湧き出る感情の表現手段としての、体。
リズムと、あるいはメロディーと一体となる、体。

など、など。

三人のダンサーもそれぞれ違う味を持っていて、
ひとりひとりに忘れられない一場面がありました。

嶌村さんは、ステージ脇の鉄棒をつかっていた曲での、妖しく、哀しく、逞しい美しさ。
松田さんは、ルイ・アームストロングみたいな声の曲にあわせた、体をつきうごかすような、
あふれる喜び (歌い手が見たら、嬉しいに違いありません)。
素子は、ウクレレ版「星に願いを」のときに、
青と白のイルミネーションを見つめて佇む姿
(あんなに踊れる人だからこそ、立ち姿も美しいのでしょう)。

今回の公演は明日11/14 (日)が最終日ですが、
(詳細は、右下の LINKS リストにある、西林素子さんのページからご覧ください)
ぜひ、2月の第二回公演へ。