2011年7月15日金曜日

木漏れ日は太陽の形


いつのことだったか、
皆既日食が見られるという年に、
木漏れ日の形を見ていれば、太陽が欠けていく様子が観察できるらしい、
とTVニュースの一部で見た。
その仕組みについても、説明を聞いたときには「へぇ、そうか」と思ったものの、
今では残念なことにすっかり忘れてしまった。


が、そのことを、7月11日の正午ちかくに、突然思い出した。
夏の太陽に照らされた桜並木の下の地面が
〇、〇、〇、〇、〇、〇、太陽でうめつくされていたのだ。


小鹿の背のもようは、森の木漏れ日に紛れるための擬態なんだって!
と、東京からメキシコシティにメールをもらったのは、
いつのことだったか。


水のきれいな砂の白い海で、シュノーケルとchalecoをつけて泳いでいたところに
ちょうど通りかかり悠然と泳ぐ大きな亀の甲羅のもようが、
海の底にゆらゆらと揺れて見える日光のもようと同じだと気付いたのは、
いつのことだったか。