2008年6月20日金曜日

自転車の町(SF回想)

Palo Alto でとても気に入ったのは、自転車の居場所が確立されていること。道路が平らで走りやすいだけでなく、


自動車が王様のようなメキシコシティと違って
自動車は自転車に気を配ってくれるし、

(法律で定められているからだという話も聞いたので
 ドライバーの心がけの問題ではなく、 
 訴訟大国であることも影響しているのかもしれない)





歩行者と自転車の住み分けもしっかりしている。

東京を訪れたメキシコ人夫妻が、
自転車がいつどこから来るかわからないのがこわいと言っていたが、
こんな風に住み分けができていれば、加害者になることもない。







電車の駅には駐輪場が整備されていて、
それほど自転車の台数が多くないからかもしれないが
放置自転車をみかけることもなかった。










電車にも自転車を乗せられる車両がある。

日本のある電車路線で、廃線寸前に追い込まれていたところ
自転車持込可にしたら利用者が増え、
経営が持ち直したという話を思い出した。






坂の町サンフランシスコでは、バスの顔面部分にこんなスペースを見つけた。

人類の発明の歴史で一番は
コンピューターか、はたまた歯ブラシか、
という話を聞いたことがあったが、自転車も相当なものだと思う。






2008年6月13日金曜日

カリフォルニアの紫樹、紫陽花


スタンフォード大のキャンパスを案内していただいた日から

「あの紫は、もしや…」と思っていた。
滞在最終日、帰りがけに自転車で近づいてみると、やっぱりハカランダ!

辞書には熱帯アメリカ原産だと書いてあったけれど、
あの涼しさでも大丈夫ならば、日本でも植えれば育つのだろうか。






サンフランシスコの紫陽花。
メキシコでもちょうど紫陽花がきれいに咲いている。日本でもきっと。
気候は様々なのに、面白い。南半球でも、半年違いで一斉に咲くのだろうか。

2008年6月12日木曜日

待っててね
















日曜日のPalo Altoにはマーケットが立ち、家族連れで朝から賑わっていた。
農家の人たちが直接売りにくる野菜や果物や花、
チーズにソーセージ、パン、クレープ、メキシコ料理、それに男性コーラスのハーモニー。



マーケットは自転車とペットの立ち入り禁止。
犬はおとなしい笑顔で飼い主の帰りを待っていた。



2008年6月11日水曜日

Training car

坂の町サンフランシスコの名物、ケーブルカー。

発着点のPowell駅に降りてくると、
線路から方向転換用の回転盤に車体を移し、
人力でぐるりと方向転換して、また人力で線路に押し上げる。

「研修中の車両 」が、なんだか「筋力トレーニング用車両」にも見える。

2008年6月10日火曜日

City Lights Bookstore

一週間のサンフランシスコ滞在はあっと言う間に過ぎてしまい、
いつの間にかメキシコにて書く回想記になってしまった。

Colombus St. にある有名な書店 City Lights Bookstore.

ショーウィンドウのディスプレイも目を引く。
この窓は、ビート・ジェネレーションコーナー。
バロウズと言えば、思い出すのは……






板張りの店内には、あちこちに
こんな手書きの張り紙。
お勧めどおり椅子に座ってすっかり本に没頭している人もちらほら。






壁に貼ってあった「↑poetry room & beat generation」の張り紙に導かれて
階段を上り始めたら、こんなところにも手書きの…











ぎし、ぎし、と上りきってPoetry roomへ.
明るくてとても居心地がいい。
ここにも手書きのhave a seat and read a book.

洗練された空間、手作りの暖かさ、厳選された本、
そのバランスでこの本屋さんの魅力が生まれているのだろうと思う。

一冊本を買った。「袋はいりますか?」
本当はなくても大丈夫だったけれど、
City Lights Bookstore の袋がほしくて入れてもらった。

2008年6月4日水曜日

枝ぶり


Stanford図書館二日目。今日は自転車を貸してもらい、行きも帰りもスイスイ。
自動車が自転車や歩行者を大いに気遣ってくれるのが嬉しい。

構内の木々の枝ぶりがなんだか気になる。端整で立体的、大型の盆栽みたい。
気候や木の種類によるところもあるのだろうが、剪定の好みもあるのだろう。
枝ぶりに見るお国柄、なんていうのも面白そうだ。

木漏れ風からは、楓でもないのにメープルシロップのようないい香りがしてきて、
つい、深呼吸。

2008年6月3日火曜日

本を探しに

本を探しに、サンフランシスコまで。
Univ. StanfordのGreen図書館には
UNAMよりもメキシコ文学の本が揃っている…

美術関係の本の書庫は「倉庫」という感じで
書架を通り過ぎる毎に「カチ」「カチ」とセンサーで蛍光灯が灯り、
気分がザワザワする。どこからか人の気配もする。



モスクワ大学に次いで広大というキャンパスには
自転車が行き交っている。
日本のシティサイクルとは違うけれど、
たくさんの自転車が駐められているのを見てなんだか懐かしくなった。