2010年4月7日水曜日

ぶらんこ

Blanco  (西)は日本語で 「白」。
ぶらんこ   (和)はスペイン語で Columpio.

「ぶらんこ」が気になって
いつものように電子辞書で引いてみた。
一括検索 という機能を使えば、内蔵されたすべての辞書の検索結果がずらりと見渡せる。

なかでもおお、と思ったのが百科事典マイペディア。

日本では古くは「ぶらここ」「ゆさはり」等と言った、
という心くすぐる豆知識は他の辞書にも載っていたが

ぶらんこは世界各地で「豊穣儀礼にその根を持っている」、「天地媒介」の意味があった
とスケールの大きな話がマイペディアには出ていた。

洋の東西を問わず、ぶらんこは古くから女性の遊戯とされてきたという。
そして、ぶらんこは太陽あるいは風、天なる父を象徴し、
それに地母=女性が乗ることで「聖婚」が成立する、という意味を持っていた、と。

同じく「ぶらんこ」の項の結びの一文は、
「今日では学校の運動場や遊園地などに、児童用遊具として定着している」。
神話的な世界から、急にアスファルトや電線だらけの日常に引き戻される。