2008年3月23日日曜日

緑の光を浴びて歩いて行くと

緑の光を浴びながら、土の下り坂を歩いて行く。

タタタと元気に駆け抜けて行く少年たち
ぱっちり眼を開いて見ているこどもを抱えた、逞しいお父さん
細い足でゆっくり進むおばあさん、付き添う家族とすれ違う。

かすかに聞こえていたザーーという音、歓声が
次第に鮮明になってくる。


最後の細道急カーブを左に曲がり、
帽子のひさしを上げると

太陽の光に白く光る滝が現れた。







さらに滝の方に、
滝つぼに続く道へ。

丸みを帯びた大岩の奥の、青!

4年前にはなかったらしい
救命胴衣を借りてザブン。

左の滝つぼからの流れ、
上からの微細な水しぶき、
体を包む青い光を感じ、

くるりと仰向けになると、木々の葉を通ってきた、暖かくひんやりした緑の光を浴びる。

滝つぼの水は、岩の味がした。 (サンルイス・ポトシ州、タマソポ、プエンテ・デ・ディオスにて)