メキシコシティを南北に貫く大通りInsurgentesの専用レーンを走る Metrobus。
車体は普通の乗り合いバスに比べてずっと立派だし、
屋根だけの停留所ではなく、しっかりした駅がある。
昨日、南行きのバスに乗っていたときのこと。
Olivo駅を出て、 次はAltavista、その次が目的地Bombilla、もうそろそろ。
前方に見えてきたAltavista駅には、一本前のバスが停まっていた。
後ろについてしばらく待つんだな、と思ったら、運転手氏、何を思ったか
専用レーンから抜け出して普通車線に入り、Altavistaをパスして次の駅へ……
Altavistaで降りようとドアに近づいていたお兄さんは呆気に取られて
遠のいてゆく駅を振り返っていた。
2008年9月8日月曜日
Cineamano
金曜日、久しぶりに面白いものを見た。
FESTIVAL ESPEJOS SONOROS encuentro de voces múltiples
という「声」をテーマにした映画や音楽を集めた催しで、プログラムは以下の通り。
1.『声を求めて』 (En busca de una voz )というドキュメンタリー映画
2.Giacinto Scelsi, John Cage などの、音楽なのか声なのか音なのか?というような「曲」の演奏
3.歌いながら機材を使って声を重ねたり加工したりする一人の多重演奏と、Cineamano の共演
4.もはや歌でも音楽でもなく叫びのようなエレクトロニック音楽
とても気に入ったのは3番目。
ヴォーカリストのLeika Mochánのすっきりした声、
目の前で(耳の前で)見事に音が重なっていく様子にも釘付けだったけれど、
さらに、後ろのスクリーンに映し出された影絵が!
それこそが、Cine a mano。手描き映画、とでも訳せるだろうか。
歌の情景にあわせ、サラ、スッスッ、と砂絵を描いていく。単純な線だけで、なんと見事な。
次の曲が始まると、影の手によって静かに砂がどかされ、一曲間のvidaは終わり。
ロビーで小さなフライヤーをもらった。
下記のビデオを見たところ、cineamanoは砂絵だけではないらしいが、
私が見たのは画面左下に出てくるAlejandro Chávezという人のCineamano砂影絵。
http://www.myspace.com/cineamano
FESTIVAL ESPEJOS SONOROS encuentro de voces múltiples
という「声」をテーマにした映画や音楽を集めた催しで、プログラムは以下の通り。
1.『声を求めて』 (En busca de una voz )というドキュメンタリー映画
2.Giacinto Scelsi, John Cage などの、音楽なのか声なのか音なのか?というような「曲」の演奏
3.歌いながら機材を使って声を重ねたり加工したりする一人の多重演奏と、Cineamano の共演
4.もはや歌でも音楽でもなく叫びのようなエレクトロニック音楽
とても気に入ったのは3番目。
ヴォーカリストのLeika Mochánのすっきりした声、
目の前で(耳の前で)見事に音が重なっていく様子にも釘付けだったけれど、
さらに、後ろのスクリーンに映し出された影絵が!
それこそが、Cine a mano。手描き映画、とでも訳せるだろうか。
歌の情景にあわせ、サラ、スッスッ、と砂絵を描いていく。単純な線だけで、なんと見事な。
次の曲が始まると、影の手によって静かに砂がどかされ、一曲間のvidaは終わり。
ロビーで小さなフライヤーをもらった。
下記のビデオを見たところ、cineamanoは砂絵だけではないらしいが、
私が見たのは画面左下に出てくるAlejandro Chávezという人のCineamano砂影絵。
http://www.myspace.com/cineamano
2008年9月3日水曜日
出入り口
この三日間、あることが続けて起こっている。
朝、シャワーカーテンをシャッと開けると、青い浴槽に心細そうな鈴虫。
夜の間は外でリンリンリンと心地よく鳴いていたのに、どうしてこんなところに?
最初の日は浴槽から降ろすだけで、どうにか逃げるだろうということにした。
(ドアは二つあり、ドアの下にはすきまもある)
昨日の朝、またいた。
きっと浴室から出られなかったのだろう、わるいことしたなと思い、
コップとちりとりをつかって、テラスまで出した。
夜はテラスの方からリンリンリン…
今朝。ついさっき、またいた。昨日は確かに外に出したのに。
また、コップとちりとりでテラスへ。
何かの「穴」、「出入り口」があるのだろうか?
何かよっぽど惹かれるものがあってその「出入り口」に近づくのだろうか。
一週間くらい前は、サソリがいて
メガネをかけておらず、何か虫が死んでいるのだと思って危うくつかむところだった。
「出入り口」が広がらないといい。
朝、シャワーカーテンをシャッと開けると、青い浴槽に心細そうな鈴虫。
夜の間は外でリンリンリンと心地よく鳴いていたのに、どうしてこんなところに?
最初の日は浴槽から降ろすだけで、どうにか逃げるだろうということにした。
(ドアは二つあり、ドアの下にはすきまもある)
昨日の朝、またいた。
きっと浴室から出られなかったのだろう、わるいことしたなと思い、
コップとちりとりをつかって、テラスまで出した。
夜はテラスの方からリンリンリン…
今朝。ついさっき、またいた。昨日は確かに外に出したのに。
また、コップとちりとりでテラスへ。
何かの「穴」、「出入り口」があるのだろうか?
何かよっぽど惹かれるものがあってその「出入り口」に近づくのだろうか。
一週間くらい前は、サソリがいて
メガネをかけておらず、何か虫が死んでいるのだと思って危うくつかむところだった。
「出入り口」が広がらないといい。
2008年9月2日火曜日
コミカルメトロ
メキシコシティのメトロには、時刻表がない。
車内放送も、構内放送もない。
(路線によっては、次の駅は…というアナウンスあり)
電車がなかなか来なくても、とにかくホームでじっと待ち、
電車が急に止まっても、車内で辛抱強く待つ。
昨日はTacubayaという始発駅で、乗れるかぎりぎりの電車をやり過ごしたら
次のが来るまで15分くらい待つことになった。
ホームは次第に人で埋まっていく。
と、左の方から空っぽの電車が姿を現した。高まる期待感。
電車が止まり、ドアの前には人だかり。さてドアが開く……と思いきや、
なんと、黙ったまま、もと来たほうに戻っていった。
そして、待ちかねた電車が、今度は右から。そういえばここは始発駅だった。
「終点」に着いた乗客たちも早く降りたそうな様子。
ドアの前には人だかり。さてドアが開く…と思いきや、
ちょっと考えた末に、電車は停車位置を大幅に変えた。人だかりは右往左往。
背後で「ふふふ」とおばさんが笑った。
私としては、出てきた電車が静かに戻って行った時点で既にかなりおかしかったが、
可笑しさを共有する人ができたとばかり、おばさんと顔を見合わせて笑った。
車内放送も、構内放送もない。
(路線によっては、次の駅は…というアナウンスあり)
電車がなかなか来なくても、とにかくホームでじっと待ち、
電車が急に止まっても、車内で辛抱強く待つ。
昨日はTacubayaという始発駅で、乗れるかぎりぎりの電車をやり過ごしたら
次のが来るまで15分くらい待つことになった。
ホームは次第に人で埋まっていく。
と、左の方から空っぽの電車が姿を現した。高まる期待感。
電車が止まり、ドアの前には人だかり。さてドアが開く……と思いきや、
なんと、黙ったまま、もと来たほうに戻っていった。
そして、待ちかねた電車が、今度は右から。そういえばここは始発駅だった。
「終点」に着いた乗客たちも早く降りたそうな様子。
ドアの前には人だかり。さてドアが開く…と思いきや、
ちょっと考えた末に、電車は停車位置を大幅に変えた。人だかりは右往左往。
背後で「ふふふ」とおばさんが笑った。
私としては、出てきた電車が静かに戻って行った時点で既にかなりおかしかったが、
可笑しさを共有する人ができたとばかり、おばさんと顔を見合わせて笑った。
2008年9月1日月曜日
タイプライターの音
この八月は、今までで一番多くタイプライターの音を聞いた。
大学の図書館の利用証をつくったときに、コンピューターだけでなくタイプライターでも記録。
寒いけれど静かな近所の図書館では、事務室からタイプライターの音が響いてくる。
警察の医師が、診断を書き込むのにタイプライターでトストストス…
製本を手伝ってくれたタティアナの働くお店の倉庫では、叔母さんがタイプライターで注文票を記していた。
詩人ラモン・ロペス・ベラルデの散文に、
レミントン社のタイプライターでものを書く様子をピアノの演奏に喩えたものがあった。
タイプライターの音には、確かになんだか風情がある。
携帯電話で黒電話のリンリーンという音を鳴らすようなレトロ趣味を応用して
タイプライター型キーボード(キータッチの感覚も再現) 搭載のパソコンというのは…やはり使いにくいか。
大学の図書館の利用証をつくったときに、コンピューターだけでなくタイプライターでも記録。
寒いけれど静かな近所の図書館では、事務室からタイプライターの音が響いてくる。
警察の医師が、診断を書き込むのにタイプライターでトストストス…
製本を手伝ってくれたタティアナの働くお店の倉庫では、叔母さんがタイプライターで注文票を記していた。
詩人ラモン・ロペス・ベラルデの散文に、
レミントン社のタイプライターでものを書く様子をピアノの演奏に喩えたものがあった。
タイプライターの音には、確かになんだか風情がある。
携帯電話で黒電話のリンリーンという音を鳴らすようなレトロ趣味を応用して
タイプライター型キーボード(キータッチの感覚も再現) 搭載のパソコンというのは…やはり使いにくいか。
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