2008年2月13日水曜日

物言わぬ証人


町のあちこちで工事が進んでいる。町が変わってゆく。
根を張ってどっしりと立つ木々よりも、もっと変化しないものを見つけた。

物言わぬ彼女の眼にうつってきたもの、彼女の耳が聞いてきたものを
見ることが、聞くことができたらどんなに面白いだろう。


2008年2月12日火曜日

月曜、朝九時に

手続きのため、月曜の朝九時に来るようにと言われた。
心配していたバスのストも中止(あるいは延期)になり、
メトロも予想以上に空いていて、早すぎるくらいに駅につく。

「フアレス大通り沿い、フアレス像の正面にあって
オレンジ色の高い建物で、キューブが飛び出ている」
……これが外務省の建物か。
と見上げていると、ストトン ストン   スネアドラムの音が聞こえてきた。
脇の入り口から入ってみると、
軍だか警察だかの、制服姿の楽隊が待機している。
受付を終えたころ、金管楽器がバリバリ響く音で国歌を演奏し始めた。
毎朝九時の日課なのだろうか?

説明を受けてはサインをし、サインをし、サインをし
別の階に行き、手続きをし、元の階に戻り、
別の階に行き…

最後の手続きを終えて21階から降りるエレベーターで、
乗り合わせていた女性は皆降りて、私以外みな男性になった。
左奥の立ち位置から観察すると、
さすが外務省というのか、皆背広も靴もピカピカで髪もバッチリ決めている。
1階に着き、スッとドアが開いた。
が、誰も降りない。
ドア口にいた人は手ぶりで、ほかの人は視線で、
「お先にどうぞ」
七人の立派な身なりの男性たちの見守るなか、
ああメキシコだ、と思いながら、
gracias, と言って、頼りなげに見えないようにしっかり歩いて降りた。

2008年2月10日日曜日

メキシコご近所散歩


よく晴れた土曜のお昼前、家の近所に散歩に出た。
教会の庭にて。

お寺の境内のように木々が生い茂っていて心地いい。
建物のなかには、結婚式のミサか、晴れ着姿の人たちが集まり始めていた。



買い手募集中の家。
売り出し方がにぎやかで楽しい。


やっぱりこの町は、光が透明で強い。
またすぐに日焼けするに違いない。



どうしてこんな刈り方にしたのやら。
手が届くだけに気合が入ったのだろうか。
そういえば、クッキーとチョコレートの、こんなお菓子があった。


ハカランダ!
三月ごろから咲くものらしいが、すでに咲いている木がちらほら。
左肩にブーゲンビリアが入って、一年前と同じ木を撮っていることに気づいた。
人に会うと、皆かすかな変化がある。私もいくらか変わっているのだろう。
道路や公園、建物の工事は、どんどん進んでいる。
物価上昇も、これからどうなることやら。
木々は変わらずどっしりと立っていて、頼もしい。





2008年2月6日水曜日

北から南へ

スタバンゲル近郊、海辺の牧場に併設されたカフェにて。
わたしは椅子というものが好きらしいと、数年前に気がついた。
椅子は、とても表情豊かな家具だと思う。
人との関係がとても密だからか?


こちらはメキシコ。コロニアル建築で有名な町グアナフアト近郊にて。
光と緑の生き生きした感じに、ベンチがよく合っている。



そして、もっと南へ行ったオアハカ州の、織物の町にあったベンチ。
さわったり座ったりもしてみた。
私には少しサイズが大きかったのが残念。

さて、明日より南へ。
メキシコシティでの生活を再開します。

2008年2月2日土曜日

雪から守られて

                (2004年7月撮影)

スタバンゲルの住宅街に、かわいらしい郵便受けがあった。
冬になれば、辺り一面、真っ白の雪景色になるのだろう、

この辺りの家々には、とても急な傾斜をつけてある屋根が多かった。

一箇所ぽつんと春のような郵便受けには、どんな手紙が届くのでしょうか。