2008年1月10日木曜日

ようこそ日本へ

昨日、生まれも育ちもスペイン領カナリア諸島のテネリフェ島、
グルノーブル一年学び、フランス領ギアナで一年働いた友人が
三ヶ月の日本語研修のため、はるばる来日した。

Madrid、Frankfurtでの乗り継ぎに加えて時差もあり、
月曜に出たのに到着日はすでに水曜日。
やれやれようやくTokyo成田と思ったら、
それから語学学校と提携している寮の最寄り駅まで、
電車に揺られては乗り換え、また揺られては乗り換え。

車内広告を指差し「あそこに書いてある漢字、全部わかるの?」
「そりゃわかるよ」という私の答えに目を丸くしていた彼は
西武新宿線の上石神井駅に止まったときに
「あれは知ってる漢字だ!この駅は、ウエなんとかでしょう?」
「…カミシャクジイ…(よりによってこんな難しい読み方の駅)」
「でもあの漢字は、ウエじゃなかった?」
「ウエなんだけど、カミとも読むんだよ」
「なんでウエじゃないの?」
「漢字には何通りも読み方があるからねぇ…」

「こんなに平仮名がないとは思わなかった」と愕然としている姿を見て
アルファベット圏から漢字かなカナの国に来るのは冒険だと改めて思った。
読めなければ、辞書で引くことだってできない!
けれどその分、わかってきたときの面白さは大きいのだろうと思う。
ただの模様に見えていたものが突然意味を持った文字に見えるときの、
こどもの時以来の新鮮な面白さがたまらないという話も聞いたことがある。
刺激的な三ヶ月を過ごして行ってもらえるといい。



2008年1月7日月曜日

語呂考 6,4

すべての始まりは、あの遊びのあの文句だった。
「だるまさんがころんだ」
小学校の3,4年生になると、この遊びに
「インディアンのふんどし」というのがいつの間にか加わった。
地方ルールなんだろうか、鬼がこう言ったときには
ぴたっと静止する代わりにワサワサ動いていなくてはならない。
出所は?だるまさんとのつながりは?
10文字で6と4のリズムが「だるまさんが…」と同じで語呂がいいからか。
語呂と言えば、
日本語で心地よいリズムは5、7が基本かと思っていたけれど
6,4(特に3,3,4)も実は語呂がいいんじゃないだろうか。

いろいろ組み合わせてみると…

パン屋さんの愛弟子
交差点でばったり
雨の夜の落書き
よその家の屋根裏

母の日には菜の花
春の午後のミツバチ

いつの間にかふるさと

ふるさと と言えば
「ふるさと」も6,4(3,3,4)であることに思い至った。

志をはたして
いつの日にか帰らん




2008年1月5日土曜日

こどもも急に止まれない


テネリフェ島で見た通学路の標識。
学校の近くに住んでいる仲のいいお兄ちゃんと妹か。
学校から近い人ほど、朝ぎりぎりに家を出ているものだった。

日本の標識も同じくお兄ちゃんと妹か。しかしだいぶ年が小さい。
ゆっくり歩く姿がほのぼのとした感じ。

と思いきや、偶然のいたずらか、すさまじい表現力を備えた看板もあった。
ドライバーの背筋がきゅっと引き締まるに違いない。



工事現場の「立ち入り禁止」。
声をまったく使わずに、
見る人に一瞬で訴えかける力は、こちらも負けていない。

2008年1月3日木曜日

展覧会

メキシコ留学時以来の大切な友人であり
画家の、門内幸恵さんの参加するグループ展

"Zoologischer garten” が名古屋市で開かれています。

年明けの日程は1/4(金)~1/6(日)。

愛知芸術文化センター(←地図へ)
12F、アートスペースGにて。
(AM10:00~PM5:00)

幸恵さんの絵は緻密なタッチに、すりガラスのような透明感、
ファンタジーとも、
悲哀に満ちた物語とも、
恐ろしいおはなしとも読めるような、
初めて耳にする和音のような、不思議な魅力がある。

2008年1月1日火曜日

primer amanecer del año en Tokio


多摩の初日の空と、明けの明星。
おひさまが地平線から顔を出す瞬間は
建物のかげに隠れて残念ながら見られなかったけれど、
夜空のすそが橙色に染まり、
それが徐々に白い光にかわっていくのを眺めた。
ようやくおひさまの姿をこの目で見たのは、一時間後のこと。
空はすっかり朝の色だった。

今年もよい年になりますように。